京都植物園2024-6-17
フィールドワークって何?
屋外で活動する事。私の中では、本物の植物を見に行くこと。
同じ植物でも「自生していても育つ場所が違うと変わる」「植物園だと育てる人が変わると変わる」そんな不思議を見つける為に行っている。
歩けない植物を知るためには見に行くしかないから、見に行く。そこに居る人の話を聞きに行く。これをコツコツ・・・していたら、結構いろんな事に気が付いて、さらに植物のコトが知りたくなった。
あと本に書いてある事が、たくさんの事実の一部なんだなぁってわかる。
今回は京都植物園(初)なので予習
いつも寺社仏閣、博物館ばかり行ってしまって、京都植物園は気になりつつ行っておらず・・・、京都だし、暑くなるとちょっとキツイので今回今年前半のラストチャンスと思って、行くことにした。
お天気は晴れ、気温31℃まで上がる予定。暑そうだ。
京都植物園
【開園時間】午前9時から午後5時(入園は午後4時まで)
【観覧温室開室時間】午前10時から午後4時(入室は午後3時30分まで)
入園料金は200円、温室も200円
■京都植物園の歴史
大正6年(1917)に着工
同13年(1924)1月1日に「大典記念京都植物園」として開園
→今年で開園100年!すごい
第2次大戦中は園内に菜園が設けられ食糧増産の場
戦後
昭和21年(1946)から12年間連合軍に接収
このとき多くの樹木が伐採されるなど苦難の時代が続きました
昭和36年(1961)4月、憩いの場、教養の場としてその姿を一新し、再び公開
昭和45年(1970)「日本の森」
同56年(1981)「洋風庭園」
平成4年(1992)「観覧温室」「植物園会館」
同年12月「北山門」
■ちなみに・・・
●牧野植物園は、昭和33年(1958)4月に開園
●小石川植物園は、約340年前の貞享元年(1684)に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がこの植物園の遠い前身。明治10年(1877)東京大学が設立された直後に附属植物園となり、日本最古の植物園とされている。
●京都植物園は、対象13年(1924)開園。日本最古の府立植物園。
■コンセプト
平成21年以降「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」づくりを基本コンセプトに、「植物展示場」、「四季彩の丘」、「ボタニカルウインドウ」、「昼夜逆転室・高山植物室(いずれも観覧温室内)」等の植栽関係施設や、「森のカフェ」、「エコ路地」、「賀茂川門」、「北山カフェ」、「北泉門」等の入園者の利便向上施設の整備充実を図ってきました。
府民の憩いの場
自然に対する親しみと敬いの心を育む、花・緑の活動の拠点
学習・教育の場
南半分は造形美
北半分は自然に近い景観
何を見ようかな(予習)
菖蒲、あじさい、温室、キョウチクトウ・・・あ、椿もたくさんありそうだ。古い植物園だから、樹木も大きそう。バラもまだまだ見られそうだ。
広そうだから、おにぎりを1個持って行こう。夕方から喜美子さんが合流できそうなので、Kawacafeへ行く予定にしよう。あそこは混むから、中途半端な時間(ランチでも、夜ご飯でも、お茶でもない時間)に行くのがいいんだよね。
そして当日
喜美子さんも合流出来る事になったので、9時開門の時間、駅に近い北山口の方で待ち合わせを。でも、時間をきっちり意識するのは好かないので、来た方から中に入っている事に。
おにぎりはなんと喜美子さんが握って来てくれるとの事。高校生の息子君のおにぎりをいつも握っているそうで。それにしたって。ありがたい。
到着してまず、椿の方へ
11月に五島へ行くので、やっぱり椿の事はちょっとでも知っておきたいなぁと。
ラベンダーアングスティフォリアと一緒で、学名一緒でも、たくさんその先があるね。
園内は広くて、木々が大きい!歴史があるんだなぁってしみじみ思う。
珍しいもの、今だけのもの
ココは京都だって一瞬忘れる
満員電車も、人混みの観光地も、他所ごとの様に思えるくらい、植物とその話しに没頭して、途中で喜美子さんの握ってくれたおいっしいーーーおむすびを頂き、ぬか漬けとお茶ですっかりゆるむ。
あー、植物が好きで良かったなぁと、何度言ったかな。
植物園は先生
アロマの勉強でも、ハーブの勉強でも、本から学ぶ以外に植物園に行くと良いと思うんだ。
学んでいる植物を目指していったはずなのに、色んな種類に出会ってしまって「あれ?あれれ?」という事が沢山ある。そして「あ、本に書いてある事って全体の一部なんだなって分かる。
たくさんの事を教えてくれる植物園は、先生だと思う。
アロマセラピストだから、と精油の事だけ知っていればいいわけじゃなくて、植物のコトまで知るといろんな見方が出来るようになって、考えが広がって行く。知らない事だらけだなって気付く。園の職員さんの話を聴くと、謙虚な気持ちになる。
人のSNS見てそれを基準にするんじゃなくて、こういう所で自分の確認すると焦る事なく「勉強しよ」って素直に思える。