精油瓶やボトルの洗浄について
高松マンツーマンアロマテラピースクール・アロマトリートメントサロン
Armatico~アロマティコ~高嶋です。
アロマの資格取得はもちろん、資格取得は関係なくアロマテラピーの基礎のをきちんと学びたい方にお越し頂いています。
またアロマのお仕事についてのご相談なども受けています。
今日は、「使ったあとの精油瓶やボトルの洗浄について」お話します。
その前に、「容器の再利用」という意味についてですが、”考えてボトル(容器)を選んでいますか?”
最初は勧められるがままに、本に書いてあるがままに、ボトルに詰めますが、そこから「私は・・・」を決める事が大事です。後半語りますね。
保存:ガラスかプラスチックか
アロマクラフトを作って保存する容器の選択です。
洗ってもう一度使うか。
使い終わったら捨てるか。
使う人の価値観で決めるのが正解です。
どのアイテムも必ずガラスの遮光瓶に保存しなきゃダメ、というわけではありません。
日常使いで何度もリピーするものはもう一度使えるガラス容器を使っても良いと思います。でも、お風呂で使うものはガラスだと割れた時に困ります(割った事があるから言う)
そしてガラス容器ですが、全てのパーツがガラスじゃないですよね。スプレー部分、ストロー部分はプラスチック。分解して洗えない部分も、ブラシが届かない部分もあります。
どうしてそのガラス容器を使うのか、はたまたどうしてプラスチック容器を使うのか、理由を持って選べばそこに正解は有りません。
いよいよ洗う
①これも練習なので、まずはお手持ちの使用済みの容器を、自分なりに洗ってみてください(何度も言いますが洗い方にも正解も間違いも無いです。)

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汚れ(主に油脂や精油)が残りましたか?あーここに残るのね?と確認が出来て良かったと思ってくださいね。
これを見て思いません?リユース、再利用、これをきれいにするのに、酸化して固まって、ペタペタになっていたら相当大変です。
使い終わったらすぐに洗う、また作る、使う、の繰り返しが出来ていれば再利用できる保存瓶を。
だけど保存瓶に入れたけど、保存したまま放置していた、忘れていた、いつのだった?となるものは、次からその量を作ってはいけません。使い切れる分だけを作る、使うが鉄則です。
中身、変なにおいしていませんか?蓋の回りがペタペタになっていませんか?その時点で使わないと思うなら最後までお仕舞いをしましょうね。
あ、話が反れた・・・
➁次は分解できるだけ、パーツを分解してみてください。
パーツは結構バラバラに出来るはずです。あ、こんなところも外れるのね~~って。

③ガラス部分は「食器用洗剤(何でも良い)」を溶かした鍋に入れて火にかけます。
汚れによって煮沸時間を変えますが、時々引き上げて(ピンセットやトングで。火傷注意⚠️)確認します。
プラ部分はゴム手をして原液洗剤(濃いまま)で洗います。使い捨て歯ブラシを使います。特にネジ部分(スクリュー部分)は洗いにくいので、お湯(熱め)使います。
④火傷に気をつけて、洗剤熱湯の鍋から取り出して洗います。熱いからって急に冷やしたらガラスなので割れます。注意⚠️ですよ!

スポイト本体部分はストロー用の細いブラシで、洗剤でもう一度洗います。これ、気持ちいいです。
まだ残っていいたら無水エタノールと綿棒で洗う(拭き)ます。

⑤天日が早いので、お外に干します。
⑥匂いで、最後チェックしますが、やっぱり残る時は残ります。特にプラスチックは。ガラスはほぼきれいになります。まだ残ってるやん!と思ったらもう一度無水エタノール&綿棒です。
容器:選び方と再利用
さて。容器の話しです。
洗ってまた使うか、使い捨て容器を選ぶかで選びます。
例えば・・・
●クリーム(バーム)
私はアルミ缶を使います。
アルミ缶でも、遮光瓶のクリーム容器でも、容器の蓋の溝、容器の蓋内側についている、丸い白いふわふわの薄いシート、本体の底の回りは溝状に少しへこんでいるし、ここに汚れ(もとはクリーム)が溜まります。
きちんと洗わないと、酸化してペタペタになったり、臭いが残ります。
●トリートメントオイル
私はガラスのスポイト容器、又はワンタッチキャッププラボトルを使います。
スポイト容器は分解してきれいに洗えます。プラボトルも洗剤とお湯とスポンジでだいたい(笑)洗えます。プラキャップの溝、オイルが出てくるところには残ります。歯ブラシ、綿棒、ストロー洗いブラシで洗います。
遮光瓶保存にはこだわりません。保存しないから。早くて1日、長くても1ヶ月で使い切る。基本毎日使います。毎日使いやすい事が大事です。たまに出して・・・というのは、トリートメントオイルの使い方として作る量に間違いがあります。気になる人は保管場所を遮光されているところに置いたらどうかな?
●化粧水
私はスプレーボトルまたはプラボトルを使います。
小分けして持ち出す時は使い捨て容器です。スプレーボトル、プラボトル、共に精油を混ぜると中に付きます。ニオイが取れない時はさようならしますが、結構ダイジョブです。
これも、毎日朝晩、昼間の乾燥が気になる時も使うもの。
トリートメントオイルと同じで、遮光よりも気温やカビや防腐に気を遣います。たまにしか使わないのであれば、化粧水は作らない方がいいいですね。
私が受講生さんに伝えているのは
「再利用容器を使うのが良い人。使い捨てを選ぶのが悪い人」みたいな先入観はひとまず横に置いておいてということ。
汚れが残った容器でも使いまわす。消毒液でシュッシュしたら大丈夫、みたいな方が心に何か引っかかります。
どんなに消毒液を吹き付けても、埃や酸化した油脂が付いている時点でアウトです。なんだかこれ、人間と同じです。
作って、可愛い瓶に入れた、そのことで得られる満足感と、毎日好きな香り、好きなアイテムを使って暮らしている事の満足感は、別の欲求を満たしていると考えています。
持つ事の満足感は、瞬間的なもの。
毎日やる事で得られる満足感は、継続的なもの。
どちらが自分の将来的に、輝いているか?と考えて選びます。
ある時ふと見返した時に、汚いものが散らかっている。ほこったもの、ペタペタしたものが散らかっている。その横で、キレイになりたいとキレイなものを並べて、いい香りで上塗りしている自分がいる。
その方が結局ツラくなりませんか?散らかったもののお片付けに時間もかかります。
それなら、毎日使い続ける為に便利なものを自分なら・・・と考えるのです。自分の為に・・・と、考える事が大事です。
最初のそのアロマクラフトの目的は何だったのかをもう一度思い出して、使い続けるものなのか、今だけのものなのか、たくさん作るのか、1回分でいいのか。
そうして容器を選ぶと、身の回りも片付けやすく居られると思います。
最後の写真は天日で乾かす様子です。私は天日が好きで😊
(自分も天日によく当たる)
結構食器やカラトリー、水筒の部品などもザルに乗せてお日さんで乾かします。夏なら秒で乾きます。

私はこの一連の行動を楽しむところもアロマテラピーじゃないか?と思っているんですよ。洗浄の方法さえわかれば、キレイになるのは楽しいし完璧にきれいになると「やったぜ」くらいにストレス解消になるんです(笑)
洗浄していて「これは無理だな」と思う時間と手間なものがあったら、次からは捨てる容器に変える事を検討します。
どうでしょうか、少しは参考になりましたか?
レッスンではこんなことも(興味があれば)丁寧にお伝えします。これもアロマテラピーには大事な部分です。
それでも面倒と思われる方には講座の期間中であれば、置いて行ってくだされば私が洗浄して受講生さまへお戻しします(笑)甘やかしな講師です。