無水エタノール濃度を求める公式

こんにちは、高松市マンツーマン、アロマスクールアロマティコ高嶋雅子です。

レシピを見て無水エタノールの濃度を、気にすることはありますか?私、あるんですよ~。確認して、保存期間を考えたり、用途が適しているかどうか考えたりします。

また生徒さんにもそれを伝えるのですが、その時に必ず脱線して(これはとてもいい脱線です)しばしば算数教室になるので(笑)公式載せておきますね。これだけで30分くらいかかる時があるの。終わりの時間が決まっている時は丁寧には教えられないけど、マンツーマンの時で生徒さんが望む時は、濃度の理由と共に時間を割きます。

良かったらブックマークしておいてください。(このブログってブックマーク出来るのか、知らないんだけどね)


濃度を求める一般的な公式

質量パーセント濃度〔%〕=(溶質の質量÷溶液の質量)×100

これは、食塩水などの問題を解く時に使う数学の教科書に載っている公式。

きゃー難しい~(笑)何言ってるのかしら~ってなると思うので、以下砕いていきますね。

無水エタノールで言えば

<レシピ>
30mlのスプレー
水 25ml
無水エタノール 5ml

そして自分が
この水溶液のエタノールの濃度は?

って思ったら

①まず確認

公式
質量パーセント濃度〔%〕=(溶質の質量÷溶液の質量)×100

ざっくり言えば
(無水エタノール÷エタノール水)×100=エタノール濃度

_______
少しだけちゃんと説明すれば

質量%濃度 
→今回は、これを知りたい

溶質=無水エタノール
→今回5ml

溶液(溶媒+溶質)=無水エタノール+水
→今回30ml(無水エタノール5ml+水25ml)



②公式に当てはめるよ

質量パーセント濃度〔%〕=(溶質の質量÷溶液の質量)×100
つまり
知りたいエタノール濃度=5ml(エタ)÷30ml(全体量)×100

③電卓叩くよ

16.666・・・・・

④答えは

約17%

17%濃度のエタノール水なのね、と。この濃度のエタノールで何を思うか。私は思う事あるよ。その為に濃度を出すんだよね。

溶質?溶媒?溶液?言葉が難しいね

数学の教科書では食塩水で例題が出る事が多いので、参考までに食塩水でいうと・・・

溶質=食塩(溶かしたい物質)
溶媒=水(溶質を溶かすもの)
溶液=食塩水(出来上がった水溶液)


エタノール水で言えば・・・

溶質=無水エタノール
溶媒=水
溶液=エタノール水

濃度を確認する意味は

以下の事が関係してくると、私は思っています。講座の中で伝えています。

・2週間以内に使い切りましょうという問題
・エタノール濃度による除菌効果の違い
・目的に応じて、水を入れる、入れないの決定をすることがある。
・スプレーの目的と、その作成量を考える
・スプレーの目的と、容器の種類を考える

で、これも知りたいと思われた方、それをここで書いてしまうと、とても長くなるし、使う人の個人の価値観も関係してくるのでこれは講座で話しています。

濃度は、目的に応じて自分で決めるのが良いと思います。そうすると、レシピを見た時や売られているスプレー類の商品を見た時に疑問も生まれます。

それぞれの人が自分で決められる様になるために講座を受け、実際に作り、使い、何かを思い、答えを決めていきます。


アロマのレシピのスプレーは、このくらいかな?もっとエタが多いのも、少ないのもあるね。
売られている消毒用エタノールは、何%かボトルを見てみて?。このグラフとは割合が逆だよね。

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