離れる勇気と、その決定

無理と決めるまでに

無理だ、と思うまでにどれだけもがいたか?
で、決めれば良いと思う。
(無理だの基準も人それぞれ)

頑張って、頑張って、違和感を感じても頑張って・・・を、してみて、繰り返すうちに「あ、これ、私はダメなやつだ」と分かるようになるから。ちゃんと頑張った事は、無駄になる事は無い(と、思う)。だからなんでもひとまず全力でやってみる。

次回の為に備えてちゃんと決定しておくために、一度はちゃんと頑張ってみる(笑)やってみる。

そして嫌な事があった場合は、ちゃんと考えて言葉にする。どうして、嫌だったか。何が違和感だったか。どうやって頑張ってみたか。それでも○○だから、どうにもできなかった。とちゃんと答えを出しておく。言い訳と取られても良いから、答えを出す。言い訳だと決められるのも、誰かの何かの、基準だと思うから。言い訳かどうか、自分が一番わかっている。

時々、高嶋さんの基準は?と聞かれることがあるので、その時は正直に答えるけれど、相手によってどこまで熱く語るかは変わって来る。基準は変わらないけど、深さは変わる(相手のぽかんとした表情で分かるから)

お金を頂いているかどうか、相手と自分とのつながり、価値観でもどのくらい熱く語るかも変わってくる。

何で基準が大事か?それは、ストレスで病気にならない為。限りある時間を大切にする為。

決して簡単な事では、ない

繰り返さない為に、その都度ちゃんと考えて答えを出しておく。なんども何度も、嫌な事は起きるかもしれないけど、その都度ちゃんとしていく。そうすると、嫌な事は、そう何度も起きなくなる。前は「ひゃ~!なぜよ~~~(涙)」と思ったことが、それほどの問題では無くなって来る。何が起きてもあまり問題と思わず、時間をかけることが無くなって来る。

そのうちたまに嫌な事が起きると「ラッキー」とすら思う様にもなる(私は)。おっとそう来たか、と。さ~てどうするかなぁと。そして、自分の答えを当てはめて自分の基準の再確認をする。ズレがあれば微調整する。

そのうちスッと「私は要りません」とか、「(究極)辞めます」など、ちゃんと断れるようになる。もしくは「確認なんですが」とか「と、言う事は」と聞いてから判断する事も出来るようになる。

断る時、条件付きで引き受ける時、その理由もちゃんとあるので、嘘をつかなくて済むようになる。怒らなくて済むようになる。落ち着いて説明して、キレイなお仕舞が出来るようになる。結局、いいもので埋められる様になる。空いたところにまた、いいものを入れていくというわけだ。

その答えで相手に嫌な顔をされることがあるかもしれないが、そういう時こそ「決定」をする。相手が「全身で嫌い」「ここだけ嫌い」という決定だ。

仕事の場合

仕事の場合は駆け引きがある。むやみには断れない。その断り方もビジネス的にスキルになる。これは私が苦労したところ。いやいや、今でも一番苦労しているかも。お金を頂く、商品(サービス)を渡す。このシンプルなやり取りに気持ちが関わるからややこしい。

いい人、でも困っている人・・・これは困る。でも、これは、うう・・・と思いながら、やってしまう事が多い。

上手い事する人、ズルい人・・・これもすごく困る。こっちの方が困る。どっちなんだ、困っているのか、ズルいのか。ご縁って相手は言っているぞ・・・と、悩む。そして大体ずっと引き受けて来た。結構頑張ってきた。思いつく限りの事をして、手を抜かずにやってきた。手の抜き方を私は知らない。

私の場合、そこそこ怒りにならないと、Noと言えない。そして困った事に「怒り」になる事がほとんどない。怒りの前に「困る」のハードルが高くあって、そこでほとんど止まってしまうのだ。そして、ひょっとして乗り越えてみる方法があるのではないか?と思ってしまう。

なので、たくさんの我慢をしたり、乗り越えてみた。見かねた人から「いや、それダメでしょ」と、アドバイスがくることもあった。だけど、やっと最近、自分の見てきたこと、感じてきたことを踏まえて決められるようになってきた。(遅っ)相手には「このハードルは、今は乗り越える時間が無いです」と説明する。

もちろんNoと言う時も、代案や理由を伝える。だって、そこまでいつもちゃんと考えて来たんだもの。私のNoには理由があることを伝える。

また、自分が無理をしてまで、するかしないか、の理由。それこそ、そのときこそ「ご縁」「してもらったこと」などの理由が出てくる。

驚くべきは、「No」と言ったら、上手い事しようとする人は、離れるんだ~(笑)そう離れていくんだよ(笑)びっくりするけど、うんそういう人だと、知っていたかも…とも思う。

そしてちゃんとしたご縁がある人は「ごめん、今回No」と言っても、何も変わらない。

そういう仕事や人の繋がりで、いい関係を広げる為には、やっぱり正直に丁寧に説明していくしかないんだと思う。私の基準は・・・私の価値観は・・・と。

離れると決める時


私の場合は

●私を便利に使おうとする人と分かった時。相手は無意識でも、便利に使われているなぁと思う事が続いたら、ツラいです。何度も何度も確認して、そっと距離を置きます。もしくは、ちゃんと説明して部分的に離れます。


●一緒に居て、自分の質が下がるなぁと感じた時。すごくどうでもいいハナシが、息抜きになって面白いときもあるけど、ゴシップとか議論を続けてもしょうがない事をしつこく話しているとどうしていいか分からなくなる。そして他にやりたいことが頭に浮かんできてしまう。そんな時はそっと離れます。離れ方は、本当に離れる時もあれば、携帯で仕事を始めたり、しなくちゃいけない返事などを始めます。

つまり、私の笑顔を奪う人、つまらない場所、つまらない時間と言うこと。

講座で伝えている事でもある

・本では(テキストでは)一般的には、こう言われている
・私は(高嶋は)こう思って、これを選んでいる
・メリットは、デメリットは、使い分けは、という説明をする
・そしてあなたは(受講生)は、どう思うか

これを、ほぼ全部の授業で伝えています。自然療法を行うには、それがすごく大事だから。レシピがあっても、セオリ―があっても、自然療法は、結局は相手の話をよく聴いて、状況を想像して、自分の考えと経験と、一般的な知識合わせて行うことになる。

特にストレスになる、他人との関係は、目に見えにくい部分。なにか困った体の症状が出たとして、本当の部分を見ないで、その見える自覚した症状だけを抑えようとすれば必ず他に何か出てくる。

だから、モノの考え方の小さな違和感から読み解けるように・・・と、思っています。その根っこから伝えたい。

私も、未だに小さな違和感に気付くと「ああどうしよう」って困っています。だけど、授業をやりながらレシピだけを伝えるときに併せて伝える事は、自然療法的に一番大事な「相手によってレシピも少し変わるよ。変えていいんだよ」と言う事。

本質がどこにあるのか、自分の本当の根っこは何なのか、新しい事を学ぶとちょっとずつ変わります。「あ、前と私違うかも」が、良い様になるように、いちいちちゃんと考えて過ごしています。

授業中の質問も大歓迎なのは、その浮き上がった言葉や価値観が、受講したかたが「揺れた、振れた」ところなのか!と、分かるから。そこ大事に授業しています。

講座はマンツーマン、誰に気兼ねなく質問、気持ち、口に出してください。








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