グランドハイアットのカフェでランチをするのは大事

題名が(笑)なんだか品が無くてすみません。共感してくださる人がいてくれたら嬉しいのですが。

明るくて、静かににぎやかで。

高松には、絶対にない空間

高松のスタバでパソコン作業する時に、飲み物食べ物で800-1500円使うとして(その比較がもはや田舎なのだが)、

その何回分かの値段のランチをドキドキしながらココで1人で食べる意味はどこにあるのか?

と、フィオレンティーナのレシート見て考える。

わざわざ行く理由のひとつは、たぶん、高松では、1人でドキドキ…と、緊張して行くお店がないから。

高松で一番高いお店に行けばドキドキするかもしれないけど、そこが思いつかない。

そして"ドキドキ"とは、値段とか、創業何年という格式とか、お店の人が怖いとか、そういうお店のハコの話しじゃなくて、お客さんの華やかさとか、楽しそうなガヤガヤの音とか、テラス席の雰囲気とか、お店の方の所作とか・・・・そういう事。

高松にもこだわりをもっていて、美味しくて、格式もあって、素敵なお客さんで埋まっているいいお店はあるんだけど、それでも、フィオレンティーナとは違う。

グランドハイアットは、ホテルに入る時からちょっとドキドキする。自然に出ている空気の華やかさ?というか、なんなんだろう、この素敵な緊張感は。

ここを普段使いな雰囲気で、仕事の打ち合わせをしている人も居れば、リラックスしてランチをしている人もいれば、私みたいにちょっとドキドキしてそうな人もいて、お友達やカップルが楽しそうにお喋りしているいる人もいて。

スタッフさんの目配り気配りの緊張感全部入れてみると、

きっと、そんなお店が高松市内には無いのよ。たぶん。

こんな平日昼間にこんなに混んでいて、上品な活気があるお店は、たぶん高松市内に無い。

私はここで、娘とランチをしたり、友人と会ったり、1人で来たり、振り返るといろんな場面でここを利用している。

そのたびに「ああ、この人ドキドキしてそう」とバレているような気がして勝手にちょっと緊張する。それが嬉しい、なんだかアトラクション的で嬉しい。はい!私は田舎から出て来た、ドキドキしながら食べている人です!何か困っていたら声かけてください(笑)の感覚を楽しんでいる。

私がちょっと頑張って、出せるランチの値段で、色んな感情や、勉強や、見学ができて、何より「こうしたら人は嬉しいんだな」をアチコチで見られるのがココなのだ。

1人ごはんは楽しいのだ

時々「よく一人でそんなところ行けるね。私、無理~」と言われる。うんうん、無理な人が居ても良いと思うよ。

確かに自分の好きなもの買って、家やホテルで好きな様に食べる方がリラックスしていいよね。または楽なお店へ行くのがいい。わざわざお金払って緊張して・・・、なんてしなくていいと思う。

でもさ、私は楽しいのよ。アトラクション並みに楽しいの。

肩身狭く食べているわけでもない。そんな気持ちにさせないのもレストランのスタッフのスキルなんだと思う。

そんなお店で、コンビニもデパ地下にも売っていない、自分でも作れないお料理を出来立てほやほやで持ってきてもらう。

自分を丁寧に扱ってもらう。ビールをついでくれる。こんな気持ちを誰にも分かってもらえなくてもいいんだけど、そういう「大事にしてもらいながら食べる、気にかけてもらいながら食べる」って結構いいものなんですよ?

良いところへ行けばいくほど「見守っております感」を出さないし、何かあればアレンジしてくれるし、何よりすごいのはお店の人が接客を楽しんでいるのがわかる。

色んなテーブルで、お客様とのやりとりを楽しんでいて、そんなあちこちで繰り広げられている場面たちが「私はひとりじゃない」と、その緊張感を和らげてくれるのだ。

寂しい1人ご飯?とんでもない!

お腹ペコペコなのでランチのコースを頼み、車じゃないし、お酒も1杯頼む。まわりもだいたい何か飲んでいるし(笑)心強い。高松だと、ランチにお酒飲む人、あまり見ないから頼みにくい。

4人掛けのテーブルに案内されて、荷物や上着を空いているイスの上に置くとその上に大きな布を掛けてくれる。汚れない様に。

私の上着やカバンなぞ・・・どうぞご心配なくと思うのだが、ここに来る方の上着、カバンは値段が分からない(すっごく高級な)ものも多いはず。

確かにこれは正解で「この人の上着はどう見てもユニクロだから・・・」なんて悲しい判断はしない。みんなと一緒の事をしてくれる。

そうしているうちにビールの小瓶がグラスと一緒に来た。テーブルに置かれるのかと思ったら、ソムリエのバッジが付いたお店の方が上手に注いでくれて、置いてくれる。

ソムリエさん、グラスを持つ所作が美しい~。ラベルをコチラに向けて置いてくれた小瓶には、あと少しだけビールが残っている。(この後しばらくして、メインを食べる頃、ビールが減ったグラスに、ウエイターのお兄さんが残りを入れてくれた。なんだ、なんだ、嬉しいぞ!って気持ちになる。気にかけてくれているんだなぁと嬉しくなる。)

美味しい具が入ったスープが来て「滋養によさそう」と思いながら、胃を温める。冷たいビールの後に、温かいスープ。パンも来た。オリーブオイルに浸して食べる。

人間観察開始

ちょっと落ち着いて、周りを見ると、一部上場企業の役員さんみたいな(勝手な思い込みね)男性がランチをしている。

きっと今日唯一の1人の時間なのかもしれないなぁ(勝手な妄想)、確かにここはゆっくりと食べられるよね~、午後から頑張ってね、とか勝手に同じ気持ちを味わう。

その隣のテーブルではお店の人と談笑しながら、年配のご夫婦がメニューを決めている。きっと常連さん。奥さんの髪がめちゃくちゃキレイにセットされている。髪って大事なんだなぁとかしみじみ思う。旦那さんとコースのランチを食べるとかいいね~。って、夫婦かどうかわからないけど、いやきっとご夫婦だと思う。

窓側で私くらいの年齢の女性3人が白ワインで乾杯しているのは、久しぶりのランチ会かなぁ。私も今度は友達に連絡しようかなぁ。

隣は、めちゃくちゃジャージなんだけど、私がテニスの時に着るジャージじゃなくていわゆるちょっとおしゃれな感じのブランド品のジャージ。お店の方がグラスを変えて「そのワインならこちらのグラスが良いです。変えますね。」と言っている。うわ~いいなぁ、そういうの嬉しいよね。

そして、飲んでる赤ワイン。お料理ナシの赤ワインだけ飲んでる??え?すごい”コナレ”感。(あとから、4人の方がやってきて、あいさつしながら名刺交換して打ち合わせしていた。もしかしたら、何かの業界の人)みんな、飲み物だけ頼んで、資料出して談笑している。最初の人はやっぱり赤ワインを飲んでいる。

そして、もう反対の隣の席には、着物の若い女性、もう一人は年配のおじさま。京都弁。工芸品関係のお仕事の話をしている感じ。2人とも、自分のお腹に合わせて、女性はパンケーキ、男性はお腹空いてないからと言ってトリュフのなんちゃらを頼んでいた。

相手に合わせないのがすごくいい。うん、いいいい。やりとりがとても楽しそうで、どちらもこういうお店に慣れているのが分かった。敬語なのに、ざっくばらんで、でもキチンとしている。

周りを時々チラッと見ては、楽しそうだなぁ、何話してるのかなぁと想像していると、もう1人なのを忘れるくらい楽しい。

ビール、スープ、パン、でこれだけ楽しんでいた。

そしたらメインのパスタが来た。


柑橘と、魚(何か忘れた)、ピリッとからし菜

口に入れるたび、美味しかった。

さあ、頑張ろう、いつかまた来られるように

グランドハイアット東京は、私にとってすごく特別なホテルで、一つの物語になるくらい長い長い話になるくらいの特別なホテル。

思い出もあるし、ホスピタリティの勉強にもなる。
大好きな、尊敬する方が働いていたホテル。
いつか会えたらいいなぁと思いながらずっとあこがれていたホテル。

私は、ホテルマンになりたかった。コンシェルジュデスクが好きだった。クラブフロアが好きだった。実は今もちょっとホテルマンにはなりたいと思っていて、掃除のおばさんでもいいから、何かしたいとちょと思っている。

いいホテルマンだったら、コンシェルジュだったら・・・と思うと良い答えが出てくる。今の仕事も、お母さん、嫁、の時も常に「コンシェルジュ」だったら・・・と思うと、スッと答えが出る。

友達と旅に出る時も、思い付く限り何かしたいと思う癖がある。

いいホテルにはたくさん泊まりたいけど、やっぱりもしも泊まれるなら、グランドハイアットに泊まりたい。でもなかなか泊まれないからせめてフィオレンティーナでご飯を食べる。

さあまた頑張ろう。いつかまた来られる様に。






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