スパイクナード/甘松(かんしょう)

精油だけじゃなくて、日本の香料に興味があります。

たとえばスパイクスパイクナードって精油、聞いたことありますか?私は聞いた事はあったけど、嗅いだことがなかったの。なんとお香の原料「甘松」が原料でした。

この様に、ハーブの名前と漢方薬や日本名のお香の原料の名前は、精油名と違う事が多くて「あ!そうなんだ!同じ植物なんだ」と思う事がチョイチョイあります。

パチュリ=かっ香って、去年も伝えていたなぁ。

こんにちは、香川県高松市マンツーマンアロマサロン・スクールAromatico~アロマティコ~高嶋です。今回は、この度の勉強会で取り上げたスパイクナードという精油の原料植物と、甘松というお香の原料でもある植物が同じ植物だったというお話をしたいと思います。

これは、甘松という植物の根っこ。この子が、お香の原料になる。そして、スパイクナード精油もこれを蒸留して精油を採り出す。

スパイクナード精油

●スパイクナード精油とは?


学名:Nardostachys jatamansi)
抽出部位:根
抽出方法:水蒸気蒸留法

ヒマラヤ山脈の3000-5000mの山地に自生する植物

〈心へ〉
心に静けさをもたらしてくれます。苛立ちを抑え、安定をもたらしてくれる香り。
=瞑想、パニック、の時に使えそうだなぁ

〈体へ〉
神経系と心臓に効果的と言われています。そのため、緊張、イライラ、不整脈、動機などに効果的です。気を循環させる作用。血を補い循環させる特徴があるとされています。
=巡らせる事に得意そう。女性系にも良さそう。冷え、更年期、PMSの不安定な状態の時に使えそう。

〈皮膚へ〉
炎症を静め、血の流れをよくすることから、肌は保湿作用や皮膚炎や乾癬の改善が期待できるそうです。
=バームに入れて使えそう。トリートメントオイルにも入れたい。

肝心の香りは(個人的な感想)

根っこなのでね、グラウディングに良さそうと思う香りでした。好き嫌いが分かれると感じました。自分の中でも好きな時と、あまり必要じゃない時と、分かれそうな香りです。

私は、自分の自律神経が乱れるのがすごく怖くて(苦手を通り越して怖い)、コントロールが下手なのでふだんからとても慎重です。

この香りを嗅いだときに「何度もいろんなシチュエーションで嗅いでみたい香りだ」と思いました。そして、実際のところ、嗅ぐたびに不思議と落ち着く時と、うう~~~んん、という時がありました。

お客様におススメする時は、その方の最初の瞬間の表情を見ます。顏をしかめるほど嫌がる事はしないけれど、雰囲気があまり「好きじゃない」という感じかどうか、ご自身でもはっきりと分からない「何か」を観る様にしています。

私も自分の中の「本当のところ」を静かに観察して、使うか、使わないか、決めます。

スパイクナードのエピソード

大田原キリスト教会さまのサイトを貼りました。すごい・・・
私達が、普段

スパイクナードは、ナルドとも呼ばれていて、イエス・キリストのエピソードにもあります。と、短い説明では、申し訳ないくらいのドラマがあったのだなぁと分かります。(いや分かったとは、言ってはいけないかも)

お時間ある方は、ぜひ…では無く、お時間取って読まれてみてください。

http://otawara-church.com/?p=3336

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