国産ベルガモット浸出油とシロップ漬け
国産のベルガモットを頂いた経緯と、国産ベルガモットのことの記事はコチラです。
と、言う事で、このベルガモットを、どうしたかという話し
触る、香る、調べる
まずはこのツルツルを撫でて愛でます(笑)
それから、この皮に、ナイフでちょっと傷を付けて、香りを堪能~
そして白木果樹園を調べたのち
インスタのストーリーに上記の写真をあげてみました。
それだけで、何かが起きるのが自然のすごいところ・・・
これも植物が「一人じゃ歩いて広める事はできないから」の作用としか思えない様な連絡を頂きました。
高知の友人繋がりで果樹園や柚子の話しに繋がっていくのです。それはまた秋以降にお伝えします。ひとまずベルガモット、ベルガモット・・・
食材として利用する
大阪の薬膳師玲子さんから「送るね」と聞いていた時は、浸出油にしようとか、チンキにしてみようとか思っていたけれど、
実際にこの子をみたら、香りを嗅いだら、やっぱり植物だもの、果物だもの、まずは食べたいと思いました。
そして冷蔵庫に奇跡的にラムチョップが(笑)
塩、胡椒して、ガーリックオイルで焼きます。
その間に、この貴重なベルガモットを少しだけ普通にカット。皮も柚子の様に、白いところを入れない様に少し、削る様に向いて、刻みます。
この国産ベルガモット、レストランでレモンの皮をすりおろして使う用に様に、使っているのを見かけたので、同じようにしようと思ったのだけど、摺り下ろすともったいない子が発生するので(今回貴重な1個なので)
ちっちゃく「実山椒」の様に使ってみる事にしました。
口に入れたら、本当にちょっとしびれる感じと、苦みと香りが広がります。
果汁も絞ってみました。
ああ、もうレストランですよ~
これに、ボタニカルジンの炭酸割なんて付けちゃったら、さっぱりとラムがいただける、高級バルのちょい飲みセットになります。私は、いつもこんな事ばっかり考えて過ごしています。
1つは浸出油(冷浸法)ホホバ、クリアで
皮をむいて、乾燥を。なるべく白いところは入れない様にして向きます。油包があるところだけを使うから、苦みがある部分はなるべく入れないようにします。
生の柑橘の皮をインフューズドオイルにしたことが無いのでこれは実験。
・皮には油包がたくさんあるから、それを使う。
・このまま浸けても良い気がするけど、水分が多いと、カビが出そう
・かといってカラカラにしすぎると香りが飛びそう
結局
・一晩(10月なんだけど、まだちょっと暑い)乾かす。
日中だと、カラカラになりすぎるような気もしたので、今回は一晩で。乾燥させた後の写真、忘れちゃっています。
ちょっと茶色くなっているのもあるし、青い状態の子もいました。
それを、キッチンばさみで小さくカットして、ホホバオイルのクリアに浸けました。
クリア=精製です。
理由は、オイルに香りがない事と、透明である事。酸化が遅いものに浸けたかったから。これは色んな方と共有したいと思いました。
特に11月に、一緒に四万十で会う、パリから来る友人智美さんにも、そして初めましてでお会いする、屋久島からのあやさん。彼女たちにおすそ分けしたいと思いました。
カットした時に、すごくいい香りがはじけました。それが上手く、ホホバに溶けだしますように。
もう一つはシロップ。皮つき、皮なし、それぞれグラニュー糖に
今度はグラニュー糖に浸けてみました。
これもグラニュー糖を使う理由は、色、香りを、きちんと知りたい、嗅ぎたい、味わいたいから。お砂糖の色や香りが無いものを選びました。味も、すっきりしているグラニュー糖を選びました。
これはジャム、コンフィチュール、ソース、ジュースを作る時も同じ。
入れる量は、
素材:砂糖=1:1
保存の為にも、砂糖はキチンと入れます。
もちろん甘すぎてもいけないし、かといって甘さが無さ過ぎても美味しくない。ちょうどいい塩梅を探すのが楽しい。素材によって絶対の正解のレシピは無いから。
少なきゃ、少ないだけ、素材が活きると思いきや、そうではないと思っています。
また、白いお砂糖は、身体によくないと聞く事もありますが、それならドーナツやパフェ、パンケーキは、レストランで食べるよね?あれは?と聞きたくなるのです。
茶色いお砂糖なら、どんだけ食べても安心なのか?とか。
このひと瓶の、ほんの少しを味わうわけで、しかもお砂糖は精製されているから白いわけで、と思っています。