ワインと修道院~本の言葉~
読書のいいところ
沢山のいいフレーズや、新しい知識に出会えるところ。
こんにちは高松市マンツーマンアロマスクールの高嶋です。
今日は最近、秋の五島に行くためと、来年再来年のパリに向けて、それに関係した本色々読み漁っているのだけれど、その中で出会った「ワインと修道院」という本の言葉でひとつ、お!と思ったのがあったのでそれを語りたいと思います。
目次
「ああそうそう」と思った言葉
本は、ちょいちょい「うんうんそうだよね」という言葉をくれる。ワインと修道院と本の中の最初から「だねだね~」と思って借りてしまった。
諸言からP5
私にとってワインの魅力は、他の多くの分野が関わっていることである。地理学や地誌がなければ、それは理解できないし、歴史がなければ生彩がなくなる。また旅行がなければ真実味を欠いてしまう。そこには植物学、化学、農学、大工仕事、経済学、さらにその他の名前さえ分からない様な数々の学問が含まれている。
諸言からP5
ワインというきっかけがなければ決して踏み込むことがないない知識の小径や専門的知識の脇道へと、私たちを誘ってくれる
オーヴィレール大修道院の盲目のベネディクト会士ドン・ペリニョン
今日では、カリフォルニアワイン醸造の最前線の一翼をラ・サール会の修道士たちが再び担っている
「生命の水(アクア・ウィタエ)」ー蒸留酒
修道会は蒸留技術の発展にも大きな役割を果たしてきた
カマルドリ修道会の隠修士たちは、マラリアの治療薬として蒸留酒(アクア・ウィタエ=生命の水)と熟れ過ぎたプラムの果汁のミックスを使っていた。それは「オ=ド=ヴィ」としてフランスに輸入されその後「ブレントヴァイン」または「ブラントヴァイン」として北方にひろがった(英語のブランデーもこれに由来)
1650年ごろからかなりの数の修道院がそれぞれに独自のリキュールを開発した。
ノルマディーやブルターニュのいくつかの大修道院は、リンゴ酒や「リンゴの搾りかす」でカフヴァドスやアップルブランデーを作ってたようだ
ヴェネディクティン
ノルマンディのフェカンにあるベネディクト会の大修道院で作られていたコーディアル。騎士王フランソワ一世が名付ける。1510年依頼琥珀色の美味しいコーディアル。コニャックをベース。ハチミツの甘み。バーム(メリッサ)、ヒソップ、アンゼリカ、後には中国茶を含むおよそ27種のハーブがブレンド。
このほかにもなんだかたくさんおお酒が・・・
バイエルン地方のベネディクト会のリキュール。オーバーアマガウの近く。ジェードグリーン(翡翠色)の標準強度77度のリキュール、イエローの73度のリキュール。
とにかくたくさんのリキュール名、修道士会名が出てくる。どれもハーブや松葉が入っているけれど、私が最近ハマったボタニカルジンと、リキュール、違いは何だろうとふと思った。
リキュールは、甘い。ジンは、甘くない・・・そのくらいしか今のところ思い浮かばない。
これはもう、色々ちゃんと調べて整理しないといけない感じだ。
修道院とワインを知るつもりが、蒸留酒の事を知らべる事になってきてしまった。
だからワインは面白い
こうして、沼にハマって行く。
精油もそう。精油をしりたいだけなのに、農業、化学、歴史、宗教、医療、呪術、色んな学問に手を出すことになる。
ワインを飲みながら、ラベルを読んで、その地域、認証、ブドウの種類、作り手の歴史、そんな話を知って行くことが面白い。
来年のフランス、ワインの美味しいところも探しておこう。