不登校について

香川県高松市マンツーマンアロマサロン・スクールAromatico~アロマティコ~高嶋です。今回は2023年8月30日のあさイチのテーマ「わが子が不登校になった時」から思った事を書きます。
※くれぐれもあさイチの番組の内容解説やジャッジをしているわけでは、ありません。


我が子が「学校を休みたい」と3日続けて言ったら・・・・「まさかうちの子が不登校になんて、ならないよね」と思うよね。
だけどそもそも”不登校”の定義は?それは、悪くてネガティブなイメージがあって、特集されるたびに「可哀そうでツライ人」みたいになるのがイヤだ。

このブログは、過去の自分の間違えと後悔を忘れないために書きます

不登校の番組や記事を目にすると私は「忘れちゃいけないのに、忘れそうになっている自分」に気付かされる。

日々「家族がうまく行きますように」と家族の幸せを祈るその裏で「それを支えているのは自分だ、などと結局自分が高く評価されたい承認欲求にまみれているのでは?」と、怖くなる時がある。

それを客観的に見つめている自分が、自分の心を確認する瞬間がある。そして、もう一度出来る限り謙虚に、あの時の事をキチンと思い出し「今の自分が在るのは誰のおかげか?」という確認をする

そんな私を「過去に捕らわれて、前に進めない人」と言う人が居るかもしれないけど、過去を振り返れば私は間違いなく前に進めている。それは”あの頃”があったからと確信していて、だからこそ”あの頃”を忘れない様にしているわけ。忘れたとき、きっと悪くて弱い自分に戻ってしまうと思っていて、それが一番怖いから。

ちなみに前に進めているという判断は、「移動距離」「売上」「新規お申込み」「お問い合わせ」などつまり自分が今出来ている数字で客観視できる。主語はすべて私。私が決めたかどうか、と納得してやっているか。数字が上がったとしても、やりたくない事をやっていたらきっと終わりが来る。それを知っている。だから今数字が上がってきた時に嬉しいのは、自分の選択の正解を感じられるからだ。

あさイチさんのアンケートは良かった


不登校経験の親700人のアンケートやインタビューから・・・

①してよかったこと→
行かせなかったこと

②後悔したこと→
無理やり行かせたこと
原因を探った事
周りの目を気にしたこと
この先どうするの?と聞いた時「どうして生まれてきたのだろう」と子供が小声でつぶやいた。こんなことを言わせてしまった。

③嫌だったこと→
毎朝の欠席連絡
時間に起きてくるかどうか
誰にも相談できなかったこと
夫婦で意見が違った事


④努力したこと、工夫したこと→
ごほうびカード(登校したら○○)
無理やり車に乗せて、「みんな待ってるよ」とか言う
※親はどうにか行く気になってもらおうとしたという意味で「努力した」と言っていて、これが良い事ととはおっしゃってはいない。

⑤気付いたこと→
学校に行く娘だから大事なの?いや、学校に行かなくても、大事だ。居るだけでいい。
自分がちゃんとした親じゃないと思われるのが怖いだけだ。人の目を気にしているだけだ。

⑥その他→
前の日に学校行くと言っても、翌朝グズグズ。
子供はお母さんの為に「学校行く」を言っている。
また、本当に行かなきゃとは、本人も思っている。
本当に親の期待に応えようとしている。
不登校は、出口のない道。

行かなくていいと言うって、難しいよ

以下は私の考え。みんなさ「行きたくなければ行かないで良い」と伝えるのが正解みたいに言うけど・・・これ難しいんだよ。

「行かなくていいよ」という言葉には、2種類の意味があるから

1,今日”は”行かなくていい、でも明日は絶対に行ってねという、見返りを求める意味
2,本当に行かなくていい。安心して休んで。という、本当に相手を想っている意味がある。

1は結局は行けと言っている。2は休んでいいと言っている。不登校の最初のころのお母さんは1を言うと思う。

言われた方としたら、
1、は休んだその日が、結局休みにはならず、明日は行かなきゃ・・・の恐怖の始まりの言葉にしか聞こえないのではないか。
2、は「ここは安心して、居られる場所」となる・・・かどうかは分からないけど、それは親の雰囲気と日常の関係に寄る。

明日の体調は、明日にならなきゃ分からない。せめて今日は休むのが大事を伝えるのが良い。きちんと休まずに、動くのは無理。休息の意味を伝えるいい機会と思って諦める。

親は子供に、自分の安心を求める為に何でも聞きまくる。そんなの、子供だってどうして学校に行きたくないのか、なんて分からない。

さらに先生やママ友も、母親の見方。だけど、不安定な状態の子供の見方って、どこに居る?と考える。(先生がママ友が見方というのも、実はちょっと違うんだけどそれはまた別の時に)

「行かなくていいよ」と、親が言えない理由(私の場合)

このまま本当の不登校になったら?という不安。まさか、うちの子が!みたいな。
だから、つべこべ言わずに行きなさーい!とたたき起こして送る。行ってさえくれればいいと。でもさ、たたき起こして行かせる、、、が出来ているうちはまだいい。これはいつか終わりが来る。たたき起こす時の、子供への自分の言動は後で全部自分に帰って来る。

だから、頭の中に「そのうち本当に動けなくなったら?」それは、覚悟をしておいた方が良い。いや、自分の言動に責任を持て、だ。もし動けなくなったら「つべこべ言わずに・・」を言った自分、引きずり出した自分にも原因が、ある。

そして不登校は、学校卒業しても、就職しても、起きる。これからも覚悟しておいた方が良いと思う。いや自分自身もそうなる事もあるわけで、決して他人事じゃない。子供事じゃないんだわ。つまり不登校、引きこもるは、悪い事じゃない。生きる為の自分を守る行動だと思う。

たたき起こすか否か・・・・それは「どんな様子か」で判断できると思う。怒り、緊張、涙、震え、硬直、明らかにオカシイはず。親の気持ちが普通じゃない時は、判断が難しくなる。私は、自分が普通じゃなくなるのが怖い。普通じゃなかった時、キチガイになった時は、子供を大分傷つけた。

直ぐに冷静になる為の方法~私の究極の方法~

深呼吸?7秒数える?そんなことでは熱くなった頭が冷静にならなないよ。そのくらい厳しい状況になったら、こう思ってみるのはどうだろうか。

もし明日の朝、我が子が、布団の中で冷たくなっていたら?縁起でもない話しなのはわかっているけど、実際世の中には明日が来ることを拒む選択をした人は、居る。


ダメですか?こういう考え。「最後だとわかっていたなら」という有名な絵本を読んで泣いた事ない?その読んだ時の気持ちを思い出すと「学校行きなさい」と引きずり出す・・・・そこまでして、その言葉は言わなきゃいけないことか?と冷静になれないだろうか。

もうひとつ「今日は行かなくていい」と言いつつ「行け」という意味を含んでいるかどうか不安にったら、自分の胸に手を当てたら分かると思う。「私が不安になるから、ぜひ行って」と思っている自分が居るかどうか考えてみる。あなたの為と言いつつ、自分の保身だ。欲だ。

そして「あなたの休みたいという気持ちに協力したいが私に出来る事はあるか?」と、直接聞いてみる。もちろん下心無しに、だよ。下心が含まれるなら黙るのが一番いい方法。

本当に自分の為を思って行ってくれているのか、親の都合や欲で言っているか?これ、バレるよ。

ここまで言えるのは、自分がやったことだから。そして、今だから言えること。ここまでなるのに時間も手間もかかったよ。たくさん自分の事も傷つけた。(あ、内面的によ?)

で、ウチの場合どうなったのか

うちの子は、ウチから私から逃げ出してくれた。くれた?いや、そうさせたのは、私だ。彼女はどんな気持ちで私と距離を置いたのか・・・。ただ、距離を置いてくれたことで、私の頭は冷静になって、その間にカウンセリング、病院、学習、アロマテラピー・・・そうして落ち着いたころ、やっと私は「もう学校行かなくていい」が、やっと言えた。

そして、今までしてきたことや、言った言葉の数々にぞっとした。良く生きててくれたなぁと。彼女に関わってくれた人に感謝した。そして

「行かななくていい」と伝えたあの時の「ホッとした娘の顔」を絶対に忘れない様にしようと、思った。ああ、この本気の「行かなくていい」という一言を発する為にどれだけ彼女を傷つけてしまったのか。結局超えられない壁は私の中にあっただけで、それは世間体とか他人から言われた言葉とか、そんな”くだらない”ものの為に一番大事なものを傷つけた。

他人から言われた言葉をくだらないと言い切るのは、本当に私を思ってくれている人は”何も言わなかった”からだ。

ほんとにね「休んでいいよ」「行かなくていいよ」と、中々言えないお母さんの気持ちはよくわかるよ。お母さんにもね、腹をくくる為の時間が必要だと思う。

私の経験値の無さ、承認欲求の強さ、自己肯定感の低さ、そういう私の行動のおかしさを、彼女は身をもって教えてくれた。(ほら、ヤバいヤバい・・・なんだかかっこいい言い方になってきてしまっているよ。)

正しい道を歩ませよう、しつけだ、ルールだと言いながら、とんでもないことをした自分に気付いた時にぞっとした。そして冷静になった頭で「もう帰ってこないかも・・・」と思った。だけどこうして今、もう一度親をさせてもらっている。

今気を付けているのは自分の価値観を押し付けるのはやめようという事。彼女の人生は彼女のもの。自分の時間を自分の自由で生きて欲しい。その邪魔をしないように私も自分の人生をちゃんと生きようと思った。しかし今なお、もう50歳も過ぎているのに、笑える範囲でちょいちょい選択を間違う。

ここまでの激しい想いは経験のないお母さんには絶対に分からない。絶対にだ。あさイチをどんなに見ても、本を読んでも分からないと思う。だから、誰かの相談にのりたい人がいたら自分には分からないんだ、という事をまずは自覚しておいて欲しい。

くれぐれも経験者がエライ、知らないからエラくない、とかそういう事じゃないよ?ただ、この話題において、本や番組、SNSで聞きかじった事を、誰かにアドバイスなんか出来ないよと言いたいだけ。

皆と同じをやめたら、楽になった

私が

我が子が不登校になって私的に良かったこと

  • 「私は嫌」「無理です」を言えるようになった。嫌いな人に嫌われるのも怖くない。
  • 嘘をついてでも嫌な場所から逃げる(離れる)ことに罪悪感がなくなった。
  • 疲れたら、休む(スケジュールの見直し)が出来るようになった。
  • 約束をするときに「絶対自分が行かないといけない」という約束を減らせるようになった。
  • 面倒な事や価値観を押し付ける仲間から、離れられるようになった。
  • 学校だけが学習の場じゃないと気付けた。
  • 資格、所属、経歴よりも、今何を実際にしているのか?が大事になった。
  • こんな状況は100人に1~2人だろう、という事に価値がある事が分かった。

私が思う通信制高校のいいところ

  • タブレットだけ。サポート校は行かなかった(サポート校は行かなくても良い)時間が自由に使える。
  • 年1回の合宿3泊は必須だけど、それ以外は自由。行事には自由参加。校則に縛られない。これは素晴らしい。
  • アルバイトを色々できる。色んな経験が出来る。社会とのかかわりを早く持ち、働いてお金を得る意味を早く知ることが出来る。お金は自分でいくらでも作り出せる事を早く知れる。
  • 1人暮らしが出来る。そのおかげで自分で稼ぐお金でやりくりする事を知る。掃除洗濯しないと家が汚くなる事を知ることが出来る。
  • 校則が無いので18歳で車の免許を取れる。危険性、車でお金がどのくらいいるか知ることが出来る。
  • いい学校に行って、いい会社の人と結婚しても、結局パートに出て自分と同じような時給で働いている主婦が居る事を知る。(決してバカにしているわけでは無い。幸せは人それぞれ。要はお金と言う事を言えば学歴や旦那の職業が、自分の幸せを保証するわけでは無いという事を言いたい。幸せは自分で選んで決めていくもの、話し合って作り上げていくもの。世間や知り合いが決めるものじゃない。

今挙げたことは、いいことだけじゃなくてリスクも背中合わせ。だからこそ、親子で、たくさん調べてたくさん話すこと、一緒に考える事をした。危険なら引き返そうというのがキーワード。だけどどこまでが危険かは、動かなければ分からない。
「学校でダメと言っている」「そんな子いないでしょ」みたいな、理由は通用しないので本気で「何が心配事か」を親子で一から話し合える。これはすごく大事で、この話し合いの方法は今も役に立つ。

最後は安心して戻れる場所を作る事しか考えなかった

結局、どうするのがいいのかは、人それぞれなので、やるだけやってみて正解は自分で出すしかない。そして自分で出した答えに責任を持つ。それが出来ればいい。そして間違えた時が肝心だと思う。だからこそ、子供に伝えたいのが

●どんなにツラい状況でも、1人では無い事を知っていて欲しい
●困ったら、戻れる場所がある


これだけあれば、どんなにやばい状況になっても、踏みとどまる事が出来るのではないか?と思う。癒しの場所は、私のところであって欲しい。

これね、思うのは簡単だけど、自分を整えていつでも大丈夫にしておかないといけないよ?(健康、支える腕力、経済力がある、という事では無く、健やかな心で、いつも貴女を想っているという事)

その準備もせずに子供に「大丈夫よ」「頑張ってきなさい」とか無責任に言うなよ、と思うんだ。貴女ほんと大丈夫??と、不安な顔して「いつでも想っているよ」なんて伝えてもバレルからね。(あ、これ自分に言っているからね。)

不登校は新たなスタートが切れる瞬間

これは、番組内で宮本亜門さんが言った言葉。ほんとそう思う。

道は、実はたくさんある。これしかないと思わないで、調べてみると、色んな道があって気が楽になる。

困った気持ちで調べるのか、前向きな気持ちで調べるのか、で広がり方も変わる。不登校の出口なんてものは実は無い。

どんなこともいつかは自分で探さないといけない日がくるのだから、早くにそういう状況になって良かった!と思おう。

誰かに決めてもらう癖をつける事こそ、危険だと思う。世間的に体裁が良ければいい、という答え探しこそ、出口が無いトンネルだと気付いて欲しい。

自分を整えるのに自然療法をやっていてよかった

  • 自分や相手を観察する
  • 何を使うか、どのくらい使うかを考えて選ぶ
  • 基準は人それぞれ
  • 身体の声に耳を傾ける
  • ネガティブな事にも意味(メッセージ)があり、悪ではない

こんなことが、全て役に立ちました。

~すみません、結局宣伝で〆ます~
私が伝えるアロマテラピーは、以上の様なことをを含めてお話しています。
2時間の勉強会、ワークショップ、15時間の講座、12時間の資格取得講座など、ご自身のご都合に合わせてお選びください。イベントなどでは、雑談の中でいろんなご相談、ご質問にもお答えしています。いつでも、会いに来てください。

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