瀬戸芸ー大島へ行ってみてください
瀬戸芸が始まっている。どこの島がおススメ?と聞かれるが、どこも。と答えるしかない。
何を見たいか?と聞いて、日程を聞いて、おススメを考えるけど、もしも、自分と向かう時間を・・・と思うなら、大島を勧める。
過去の大島の記事
会期期間中、見たいところが多すぎて、大島はずっとスルーしていた。それが、会期外でも屋内、屋外の展示が見られるとの事で申し込んで行った。
2023年の6月。ちょうど2年前。参加人数も少なく、コロナは明けていたけど、マスクは必須だった。
高松港から大島へ向かう船の中はとても静かだった。
瀬戸内海のARTの始まりと言えば直島だけど、瀬戸芸の始まりは、ここだと言っていいんだと思う。
とにかく、フラッと寄れる場所ではないだけに、ぜひとにかく瀬戸芸の期間中に訪れて欲しい。
私のここを知るきっかけは「鴻池朋子」を特集した「美術手帳vol.75」だった。
何がきっかけで、それを見に行く事になるのか分からないな、と、その時も思った。
芸術は自分の確認をするのに良い
どんな絵、建築、場所を見ても、自分なりにどう感じてもいい。だけど、大島だけはそこにあった事実があまりにも事実過ぎて、想像とかインスピレーションなんてものを超えすぎて、しばらくはボーっとなった。
それほど重く考えずに行っても良いのだと思うし、重く考えて行っても良いと思う。大島は「来て知ってくれ」と思って会場にしたのだから、どんな気持ちで上陸しても良いんだと思う。
私は、どんな気持ちになるんだろうって思って上陸した。県内の子はきっとある程度の勉強をしている。私の様な県外から来た人は「さらっ」としか知らない。
見た後に、残るものはあるけれど、間違いなく知っておいてよかったなと思う。
島ごとアートにして、その事実を残そう、知ってもらおうという場所。ぜひ。