ごめんなさい"全身トリートメントコースの講座”は、今のところありません
「全身トリートメントを習う事はできませんか?」のお問い合わせは前々からあったのだけど、ここ最近さらに増えて来て、有難いなぁと思いつつ、お断りをしている状態が続いています。
その理由を、メールや対面で伝える時に私は、「もごもご」と、なる部分があり、そこを整理してお伝えしたく今回記事にしました。
目次
断っている理由=お仕事にしたい人からの依頼がほとんどだから
まず、もごもごというのは、私が確認したい質問の数々です。
どこまで教えてもらえると思って来られますか?また、どこまで学びたいと思っていますか?「いつか仕事にしたい、いつか自宅サロンをしたい」という目的ですか?など聞きたいことがたくさんあるんです。
これでもごもごになります。
【いつか仕事にしたい、だから全身を教えて欲しい】
いつか仕事・・・それはどのくらいを指しているんでしょうか
①「お友達に」とか「家族に」材料費くらい貰えたらいい、なのか。それとも、①だったけどそれが口コミで気付いたらなんとなくお仕事になっていて➁ちょっと遊べるくらいのお金になったらいいくらいのことなのか。
それが気付けば安定的にお客さまが来るようになって③安定的な収入を得て「私の仕事は、アロマセラピストです」「自宅サロンをしています」と言える人になりたいのか。
大きく3つほど思いつくのだけれど、私がいきなりそんなこと聞いたら怖いよね?(;'∀')と、思うともごもごという口調の説明になってしまいます。
”いつかそうなったら”・・・でも、いいんですよ。最初はそれで初めるのがほとんですもの。
でも、教わるのにお金はかけたくない。なるべく安い時間で、早く、手っ取り早く、コツだけしりたい、高嶋さん手技って協会とか関係ないですよね、それでいいんで教えて・・・みたいに思って来られるのが一番怖いんです。(実際にそう言われたことがあります)
部分トリートメントで、私が伝えているのは、基本なんです。体のつくりを知って、誰にやるのかを決めて、その人に合わせて強さや速さを決める。普通の手技を気持ちよくおこなうって難しいんですよ?だからお仕事に繋げたい人にはまず自分の身体を毎日触ってもらっています。
レッスンとしてはまずはセルフトリートメントに重点を置きつつ、私の身体も使います。これでいいなら、部分トリートメントを習いたいというのならいつでもウエルカムです!すでに講座メニューに存在しています。
日々違う体や心、それに伴って良いと感じる強さ、手技、それに加えて香りも心地いいものが毎日変わる事に気付いて欲しい。それを知っている方が、お仕事にした時に役に立つと思います。

私が思う全身トリートメントは2通り
私はざっくり、トリートメントを習う目的を2つに分けて考えています。
①資格を取るための手順手技
➁誰かにするための手技と心得
お仕事にする場合はどちらも必要。トリートメントである以上、その習った手技を、誰にどの様にしたいのか、明確に持っていないといけないと思うんです。
私は、講座では➁で伝えています。どうしてもそこは伝えておきたい。でもベースには①も必要なんです。私もたくさんの①を持っています。先生の言葉、何度も練習して、ドキドキして試験を受けたこと、それがいくつもあります。
自分が講師をしていた時も・・・つまり①を伝えていた時も「こういうお客様の時は、こうしましょう」は教えていました。チカラの強さ、部屋の温度を確認しましょう、です。試験官もしたことがあるのですが、☑項目にその様にクライアントさんへの気遣いが出来ているかチエックするんです。
➁については、今も私が難しいなぁと思うところ。そろそろお声掛けを・・・ではなくて、クライアントの様子を感じつつ声をかけて、心地よさそうな呼吸をしていたら黙っています。これは試験では「むむ、声掛けを忘れている?」と思ってしまうところです。
そして、試験項目には無いけど全身トリートメントは、申し込みが合った時からが始まりです。お帰りになって、夜寝る時、朝起きた時が最後です。でも①は部屋に入るところから(協会やスクールによってはお客様が横になったところから)、最後のコンサルテーションまで(これも協会やスクールによっては手技の終わりまで)を、トリートメントとして教わります。
「資格の手技(基本)」の良いところ
・自分が何を知っているか、何が出来るか、を第三者に表示できる。
・その資格を調べれば、その人が、その手技を取得するのにどれだけのお金と時間をかけたか分かってもらえる。
・テキストがあって、手順や回数が載っているので、しっかりと学んで練習すればお仕事に出来る手技が得られる
・もちろんその手技がどうも自分の手になじまず、納得できないものもある。そこに気付ける。
・実際にお客様が来た時、同じ手技(手順回数)で違う体を触ると、対応できない事が起きる
・長く続けるうちに、オリジナルになっていく(いい意味です。お客様をたくさん触ると分かります)
「仕事にするための手技(商売)」
・習ったモノをベースに(手順、手技、回数などを)お客様に応じて、変える事ができる
・お客様に「私のトリートメントはこんなトリートメントです」と言わないと伝わらない
・お客様に合わせて考えて組み立てる分「私の為にしてくれている」というのが伝わった時の感動が半端ない。
私が部位別でお伝えする理由
理由=まず日常に、自分の為に使って欲しいから。
一般的に①で学ぶ人は多く、スクールも協会もたくさんある。料金も時間もさまざま。
もしも将来お仕事にするなら、一度はトータルでどこかのスクールで習うのが良いと思う。目安になるから。
ただそこでさぁ開業としたいのだが(私はそうした(笑))習ったその手技でも充分お客様に満足していただけるのだけど、なぜか足りない気がして不安(私がそうだった)。
実際、習ったときや友人同士の練習会している時は「良い感じ」なのに、お客様になると自身が無くなる。そこをずっと解決したくて色々習ってみた。YouTubeもたくさんみた。
(教えてくれた)先生って、これでお客さんのをしているの?これをすればいつかあの値段で、あの数のお客さんがくるようになるの?って気持ちが起きた。(不安が起きる)
実際にトリートメントサロンへ行けばさらに分かるんだけど「あ、私の習った手技でも本当に大丈夫」って思うと思う。特にチェーン店系のところ。誰に当たっても、同じに気持ちいい。
だけど自営にするなら、そこと同じではいけない。その値段では経営できないし面白くない(と私は思う)。チェーン店と同じサービスをしないために工夫を凝らさないと。そこが楽しめる人なら自宅サロンした方がいい。
私がオリジナル講座で部分をするのは、みんなと同じ手技から1歩先に抜けた人になって欲しいと思うから。イメージだけすごい人になるんじゃなくて、「ここは誰がやっても気持ちいい」という様なチェーン店のような手技のサロンから「あ、私のコリを分かってくれている」という本当のセラピストになって欲しいから。
今ある講座
「部分トリートメント(2時間22,000円)」があります
これは、誰にするか、何をしたいか、という目的を明確にしてお伝えしている講座です。
結局トリートメントとはそういうもので、どんな人の状態を、どんな風にしたいのか?(肩が凝ったから楽になりたい、足のむくみをとりたい等)と、目的を決めています。
これが「サロンを開きたい」となると、話は別になります。
初心者の方が2時間で習って、誰にでも自信をもって出来るようになるか?と言ったら難しい。
でも、今持っている手技の意味をもっと知りたい、習った技術をもっといいものにしたい、と言う方であれば2時間でブラッシュアップすることは可能です。
今の部位別は1か所15分~20分の技術をお伝えしています。手順、回数、にはこだわらずその奥にある事をお伝えしています。手順回数だけなら、本や動画でいくらでもあるから。その奥の大事だと思っている事を伝えています。
●ウンチクはいいから、揉み方だけ教えて欲しいと思う方へ
わかるよ、ウンチクは要らない人も居るよね。でも、それはできません。
家族向けでも、サロン向けでも、技術以外の事をたくさん語らせて頂きます。
部位別講座、AEAJアロマハンドセラピスト資格取得講座、ハンド講座、どれもレッスンの半分は技術以外の話をします。理由は技術以外のことが相手のストレスになってしまったら、もう何もかも台無しで、どうにもならないから。
そこで必要なのが観察、恒常性、ホリスティック、傾聴などの話しです。それぞれを深く掘り下げる時間は無いけどこのキーワードに触れます。
技術だけでいいです。という方には、部位別をいくつか受けて頂ければ、もちろんその部分は省きますが「ウンチクはいいので、手技だけを」という方はお断りしています。だって・・・・そうでしょう。揉みほぐし屋さんに行って、雑に扱われたり、言っている事と違う事をされたりしたら腹が立つでしょう?そんな人を増やしたくないです。
「資格をたくさん持っている=上手」とは限らないし、1,000人の人を施術したとアナウンスされてもその人が上手かどうかは分からない。大事な事は技術や資格名のさらにその奥に隠れているんだと思うんだ。私が好きなサロンは資格名よりどんなことを普段考えて施術されているのか?のお人を確認していきます。弱っている時は、なるべく優しい、いい人に会いたいから。
●スクールで、資格は取りました。サロン用に部位別を学んで足したい
その場合は、何が足りなくて学びたいのか、何の技術が必要で、それは何の目的なのか、を教えてください。え?と思うかもしれないけど、ただ来て「ああ、この技術も良いですね」だけではもったいない。+αが、今の技術に良い感じに繋がる様であればサロン用でもお伝えします。
でも、私の、たとえばヘッドを急に入れても、良い繋がりにならなければ意味がなくなる。また、部位別講座を繋ぎ合わせたら、全身になるか?と言えば、それは無理です。そういう「取って付けた様なトリートメント」にならない様するためにも、目的をお伺いします。
じゃ、サロン用全身アロマトリートメント実技コースは?
●いつかサロンをしたいので、お仕事用のアロマトリートメントのフルボディの実技を教えて
これも、今は時間的に無理でお伝えしていません。何十時間かかるのか、見当もつきません。
お仕事のアロマトリーメントのマッサージしている要素は全体のほんの一部分。
150分のトリートメントがあって、その前後には、色んな要素がある。ちゃんとしたサイトを作り、申し込みをして頂いて、ご案内をお送りするところ、お出迎えから、お見送りまで、いろんな要素がある。
その中の150分アロマトリートメントの手技だけをお伝えしても、教わった人はうまく使えないと思うんだ。習っていても、ああ、あと1時間もマッサージするの~って思うと思うんだ。だから私は部分トリートメントのクラスにしているわけ。
タオルワークでも「施術していない部分はタオルでカバーしましょう」は、お客様によっては「暑いから要らない」という人も居れば「もう1枚かけようかな」という人も居る。途中で暑さを感じてタオルを外す人も居るし。
それを授業の中で伝えるのは、レジュメにちょろっと書けばいいのかもしれないけど、私は実技練習をしながらそれを伝えたい。
私が習ったのは
AJJの通信でのテキスト上でのトリートメント
AEAJのセラピストとハンドセラピスト
NYeaseセラピー(NY)
沖縄、天使の羽工房
などが大きな学び
その他に、いろんな講習会や、動画講座、仲間との練習会、に参加しました。
また、習い始めの時から、お友達や、その方のお子さんのお身体を借りていろんな人にトリートメントをしました。
AEAJ認定校の講師をするときには、膨大な時間をかけ討論しながらテキスト作成をイチからやり、動画も作りました。その時も、たくさんの自分の過去の資料や、色んなジャンルの資料をひっくり返して、名前や機能をしらべながら図に落とし込んだり、ツボを調べたりしつつ、初心者さんにも分かりやすくまとめました。その時の経験は今の部分講座に活きています。
最後に
トリートメントが出来る人(セラピスト)を一家に1人いたらいいと思って始めた部分トリートメント講座です。
私がお伝えするのはシンプルで気持ちのいい、誰でも出来る手技です。
今後どの協会で学ぶにしても役に立ち、どの協会で学んで来た人にも役に立つものだと思います。(過去の受講者の方のお話しから)
説明会はいつでもおこなっています。どうぞお気軽にご連絡くださいませ。