植物園を巡るシリーズ「牧野植物園」温室編 ➁/4

香川県高松市マンツーマンアロマサロン・スクールAromatico~アロマティコ~高嶋です。今回は、秋のメインイベント「植物園を巡るシリーズ~牧野植物園~」と題して、いつもインスタライブを一緒にして頂いてる、智美さんと、高知の牧野植物園でリアル講座をした時のお話をします。今回は➁温室編です。

ブログを4回に分けて投稿します。

①座学タイム
➁温室巡り
③展示室やお外の植物エリア巡り
④番外編:企画と準備

開催:2023/11/6(月)

→今回のセミナーの案内サイト
https://yashima-aromatico.wixsite.com/makino-kochi

➁温室巡り

  • 学名が大事な事を実感!!→智美さんとは、学名で植物を確認しあった。
  • 触れる事(ソッとですよ~)が大事な事を実感→フワフワ、ザラザラ、ツルツル。名前を知っているだけでは分からない事がたくさん。
  • 香る事も大事→みんなで匂うと、みんな香りの印象が違って面白い。香りの言語化が盛り上がった。
  • 種、花、蕾、まだ何も咲いていない時の葉っぱの状態も大事→どうしても、花や実に目がいってしまうけど、どんな瞬間もその植物には大事な時期。それを知っているのってとても大事。牧野氏はどんな時期の植物も記録しているので、1枚の紙にすべての瞬間の状態がまとめてある。

■温室タイム

雨が降る予報だったので、この日の午前中は温室へ。
同じ花を嗅いでも、この人数で嗅ぐといろんな言葉がどんどん出てくる。しかも強烈に面白い言葉が次々と・・・(笑)

●レッサーパンダの匂い(動物臭)」の印象とある人が言うので、どれどれ??と、嗅いでみると自分には優しく甘い匂いに感じたり(笑)「え~ごめん私には甘いよ~(笑)どうしよう~」って盛り上がる

●イランイランが咲いていて「私、精油は苦手だけどお花は好き~」と、本当の匂いがこれなんて!と喜んでくれたり(いや私のおかげでは無いのだが)

●悪い顏のお花(ごめんね)を見て、どうしてこんな風に咲こうと思ったのか、考えても答えは出ないけど考えてみたり(絶対に正解は出ないけど、植物の前で延々と想像して喋る)⇒そしてこのお花は花期が決まっておらず、周年咲く・・・これって凄いよね!

●植物名や葉っぱを見ただけでは気付かなかったのに、智美さんが学名を見ていろんな植物を教えてくれて、それをネットで確認してみたり

みんながぞろぞろ固まって歩いたかと思えば、次にはバラバラになって思い思いに散っているのも面白かった。そうよ、気になるポイントも違っていて当たり前

たまに合流してみれば

●ゾウタケのひんやりとしていてどこかふわっとした優しい手触り

●コケのほわほわの手触り

●岩に生えたコケの手触り

と、手触りシリーズが出来ていて「うわ~ホントだ~」と感動した。最後はみんなでオニバスのこれから開く葉っぱの様子があまりにスゴイカタチだったものだから係の方にお話を伺って・・・

そうするうちに旅のしおりには、感想のメモがどんどん増える。五感をフルに使って感じる事が目的の一つだったけどこの中でかなり楽しめた。香りをみんなで言語化し、その言葉を繋げると、、1人じゃ出て来ないとても面白いものも見えた。

季節を変えて見に来たいな、また違う人とも見に来たいなと改めて思ったよ。


温室の入口。上を見上げてラピュタに来たみたいだね~って。ここは確か開園当初からある場所。歴史を感じる。


このお花が(笑)、嗅ぐ人によって全然違い印象になるの。たぶん、嗅いだことがほとんどない、似た香りの花が無いんだと思う。だから、みんなの「過去の記憶の中での似た香り」と結びついて、いろんな言葉になったんだと思う。

それがさ、朝に正門集合してから、植物の中をテクテク歩いて色んな話をしてきたものだから、すっかり仲良しになっていて、だから「こんなこと言ったら変に思われるかな?」なんて思う事もなく、香りを言語化してすごくおもしろかった。

香りを言語化するってとても大事で、こうして記憶と、香りがどんどん深く刻まれていく。いつかどこかで、この花に出会う事が合ったら、きっとみんな今日の事を思い出すんだろうなぁ。


子の葉脈の美しさよ。芸術。この筋の一本一本に栄養やらが流れている。

前日に研究棟から撮った、晴れの温室。

バニラビーンズ。これが乾燥したものも実っていて、それが良い香りがしていた。

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