ツバキとサザンカの沼

2025年3月15日 2025年3月10日

aromatico

もはや、何の役に立つのか？と聞かれるとツラいくらい、ハマっている椿とサザンカの見分け。そしてそもそものカメリア属（ツバキ属）の事。
色んな所で花を触り、実を探し、葉を撫で、匂いを嗅いでいます。

公園で、テニスコートで、植物園で、人の庭先で・・・・。さらには、家のツバキをくださる方まで出てきました。
もう気付けば2年越しで調べています(笑)

今年もそろそろ椿の花が終わります。今からはツバキの実を調べながら、また1年過ごしたいと思います。興味を持った方と椿油の情報を交換したり、花の情報を交換したり、椿のご縁が広がっています。

そして、日本にもこんなにいい植物油があるのかと、楽しくトリートメント、アロマクラフト、ヘアオイル、美容オイルとして使っています。
講座にも必ず登場させている椿オイルです。

1 四国村にはツバキもサザンカもある
2 これは牧野植物園のヤブツバキ（落下したもの）
3 学名を見てくださいね
4 名前はヤブツバキだけど、学名がjaponicaない椿

四国村にはツバキもサザンカもある

入口を入って、かずら橋の先、サザンカの生垣が続く。昔はツバキだと思っていたけど、それがツバキでもサザンカでもどちらでも良くて、きれいだなぁと思って過ぎていた。

数年前にツバキ油を詳しく調べ出した時から、きちんとヤブツバキを知りたくなって、椿油を取り寄せたり五島へ椿油を買いに行き、ツバキを見に行ってみた。

五島にあるのはほぼツバキ。

だけどこのあたりだと表示が無いと「ツバキなのかサザンカなのか」と、よく見ても分からない。そしていろんな見分け方を調べるうちにドンドン椿とサザンカにはまった。花があれば見分けられる様になったし、もしかしたら実でも見分けられるかもしれない。でも葉っぱだけだと、きっと分からないと思う。

今まで意識的に見に行ったところは、もう花で確認してしまったので、今は色んな所でツバキ属の花を探して歩いている。

これはツバキ、下に落ちた花で見分ける。

これは牧野植物園のヤブツバキ（落下したもの）

植えてあるものを千切れないので、下に落ちたものを拾いました

全部が繋がっているのが分かるかな。だからバラバラにならない。これはサザンカとの大きな違い。

写真は、土佐有楽という、ヤブツバキ
（Camellia japonica 'tosauraku'　カメリア　ヤポニカ　トサウラク）

横から見ても、繋がっているのが分かる。

咲いている姿は本当に美しいし可愛い。

ちなみに、この土佐有楽を調べていたら、似た椿が出てきました。土佐有楽とは、似ているけど違うそうです。

●侘助（わびすけ）椿　太郎冠者
学名：Camellia wabisuke.' Tarokaja'

学名がjaponicaじゃない・・・と言う事は、これはヤブツバキではないのか？
だとしたらそもそもヤブツバキの定義はなんなのだ・・・と、やはり沼からは抜け出せそうにありません。

太郎冠者（別名　有楽）に関しては
このサイトから、引用しました。写真も出ているので良かったら見比べてみてくださいな。

かぎけん花図鑑
https://www.flower-db.com/ja/flowers/camellia-wabisuke-tarokaja

侘助椿太郎冠者
（タロウカジャ、学名：Camellia wabisuke.' Tarokaja'）
江戸椿と呼ばれる江戸中期から伝わる古典椿。
別名で、有楽（うらく）と呼ばれます。
数寄屋や加茂本阿弥と共に、古典椿の代表種とされます。
侘助の人気品種で、ピンクで一重の開き切らない花を咲かせます。

学名を見てくださいね

迷いはあるのですが。。。
私がヤブツバキだと思っているのは
ヤブツバキ＝日本の椿＝Camellia japonica

です。カメリア　ヤポニカであればほぼ、ヤブツバキだと思います。でも、それ以外でも古くからあるツバキ属もあり、それを椿という植物のも有ります。

以前書いた茶の実のオイルに学名を色々載せたので見て頂けたらと思うのですが、カメリア○○全般を椿油というメーカーもあるかもしれません。

つまりツバキ属という括りで言えば
チャノキも
サザンカも
同じ属です。

ただ、日本で売られている「椿油」はほぼヤブツバキだと思います。（思いたい）

●チャノミオイルの記事

https://aromatico.life/tea-oil/